食の世界遺産「岩崎雲仙こぶ高菜」
無農薬無化学肥料の雲仙こぶ高菜農家 長崎県 岩崎さん
雲仙こぶ高菜は雲仙市の伝統野菜です。 日本で始めて、食の世界遺産としてスローフードの国際本部からプレシディオに認定されています。生育していく中で、大きくなっていくと茎に親指くらいのこぶが発生する、とても珍しい野菜でもあります。
長崎県の種とり農家の岩崎さんは、こうお話します。
「私の地場に根付いてきた雲仙こぶ高菜を次の時代にも伝える復活にかかわってきて、 たねの持つ意味をたくさんに学んできました。たねの持つ多様性は、味や食の多様性を生み出して、その地域の大切な食の文化を生み出し、地域の再生までつながっていく。
たったひと粒、一握りのたねから始まった再生の運動は、なぜか地域の再生の道まで、切り開こうとしているのです。」
「こぶがよく出ているもの」を残すようにしているとのこと。花が咲くころからは、背が高くなりすぎると、風で倒れてしまうので、棒を立てて紐で支えるなど、色々と工夫をされているようです。
まずは、こぶのところだけかじってまず味わってみて下さい!本来は漬け菜ですが、アブラナ科の野菜なので油の相性が抜群!炒めものにもサイコーです!さっとミネラル塩と菜種オイルで炒めてふわふわ玉で仕上げても美味です。