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2019/01/15 10:06

理性は肉の奴隷である。 
世の肉マイスターのみなさん、こんにちは。 
最近日が落ちるのが早くなり、徐々に冬の訪れを感じますが、そんな日は肉をじっくり火で炙って暖を取るのが鉄板ですよね。 
さて、本日私がドライブする肉はこちら。

ノワ・ド・ココ 国産ローストビーフ食べ比べ

ロース、バラの2種類のローストビーフ。 
そして、熟成ソースと玉葱わさびソースとこちらも2種類のソースで 
2x2の4パターンを堪能しようじゃないかという、一品。

黒々とした、彼らの表情が肉欲をそそる。

私の娘も、もう我慢ができない様子。

肉、コメ、ソースの三位一体が世に問う、圧倒的な肉丼がここに

まずは事前準備、しばしの我慢を強いられる

まずは、2種類のビーフを80度で10分ほど温める。暖かい状態でサーブする。 
その間にソースもレディな状態にする。マルチタスク。 
左のビーフソースはいかにも濃厚な黒。右は玉葱わさびソース。まあ少し赤いかな。

左がバラ、右がロース。 
バラのほうが霜が随所にみられて、プラチナのよう。 
ロースもまた赤く神々しい。

ああ、やっちまった。愚息、痛恨のフライング。肉を前にして、愚息の理性は完全に肉の奴隷になっております。

2x2x2のフードマトリックスの完成

つまりはこういうこと。 
肉2パターン、ソース2パターン、米のアリナシ2パターンつまりは計8パターンをドライブ。 
順位付けをしていこうというものである。 
パターンが多すぎるので、全部の紹介は割愛する。

ようやく肉と対峙

皿に肉を盛る。(上記はバラ肉の図) 
ロース、バラともにソースとのマリアージュを楽しみながら賞味。 
ん、ローストビーフはワインとのマリアージュが醍醐味だと? 
肉への感謝を最大限に伝えるのに、アルコールは不要。これもまた肉ドリブン。

さらに言うと、こちとら朝ごはんだ。

テーブルに咲く、肉の花びら

出た。ついにきた。 
これが肉と米の織り成す究極の花弁。ローストビーフ丼である。

さあ、準備も整ったところで具体的な考察に入っていく。

普段のローストビーフの上位互換。 ロース肉

まずは、ロースについて言及しよう。 
肉本来のほのかな甘みと肉汁感が体感できる一品。味わい自体はそこまで主張しすぎない、おしとやさを持つ。

そんな彼には、熟成ソースが最高に合う。 
彼のおしとやかさの裏に潜んだ肉のポテンシャルを、熟成ソースの濃厚な甘みが見事に引き出してくれる。

一方玉葱わさびはどうだろう。こちらはやや薄味ソースのため 
果たして彼の魅力を最大限に引き出してくれているとはいいがたい。

本格派速球投手のごとし。 バラ肉

普段の赤身のローストビーフと彼を比べてはならない。 
全く別の味わい。 
まろやかではあるものの、脂身が濃厚な甘みを主張してくるパワータイプ。

ソースとの掛け合わせはどうだろう。 
見事にロースと正反対。

自己主張の強い熟成ソースとはやや、カニバリゼーションを感じる。 
一方で玉葱わさびは絶妙な組み合わせ。彼の濃厚な甘みをわさびなほのかな辛みが立体感をもたらしている。

ロースx熟成ソースxコメという神に最も近い組み合わせ

最高の組み合わせは、家族満場一致でこれ。 
これぞマリアージュ。肉、ソース、コメの三段論法。 
ソクラテスをも論破してしまう、圧倒的な説得力。

ロースと熟成ソースだけでもスタメン級なのに、 
これに加えてホカホカご飯がこんなに活躍するとは。

肉とソースの汁をいい具合にコメが吸収して、コメ自体の味わいが深くなっている。 
結果、肉に魅了されてなお、コメが味わいの手を休めない。 
まさにマシンガン打線。

ということで、ペロリ。赤子を除く家族三人で食べたけど量的にはさすがにこれだけだと少ないかな。

肉ドリブン的ランキング発表

上位3つだけ掲載しよう。 
まあ、つまりはロースは熟成ソース。バラは玉葱わさび。そしてコメによそう。 
これが出た結論。

ホームパーティなどにもっていくと、崇められる一品

朝ごはんで、これのみを食べて気づいたけど、これ単品だとおなかがすく。 
様々な料理が並ぶホームパーティなどでサーブして、一段格式をあげるのが最良の使い方だろう。

パッケージ、開けたときの期待感、そして肉丼。 
そのどれもが、パーティ参加者の感情を揺さぶってやまないだろう。

量的不安はあるものの、2x2x2のマトリックスが紡ぐセレンディピティ。ぜひこれからのクリスマスシーズンを彩る一品としてお試しあれ

Balloon(バルーン)
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